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2022年 10月 23日 基礎を固める大切さ

 

こんにちは!担任助手4年の恩田です!

今日は基礎の大切さについてお話しようと思います。

その前にみなさん、東京タワーを思い浮かべてください。🗼じゃなくて、どんな建物でもいいです。

逆三角形に建っている高い建物はないですよね。

「下=基礎」がしっかりしていないと、高いところには到達できないですよね!

もともと基礎とは、「建築物の重さを支え地震による力に抵抗する構造部材」という建築で使われる用語です。それが転じて、ものごとの基本という意味で使われるようになったみたいです。

受験勉強における「基礎」とは何か、「基礎」を定着させるために何をしたらいいのかについて考えましょう。

①英語における基礎

英語における基礎は、「英単語」「英熟語」「英文法」「構文」です。

難易度が高い文章(一文が長い、内容が難しい、文法が複雑など)を読むときでも、単語や熟語がわかれば何の話をしているかを想像することはできますし、文法が頭に入っていれば文章の構造を理解できて、文章の内容の正確な理解につなげることができます。

長文を読むトレーニングは必要ですが、まずは「英単語」「英熟語」「英文法」「構文」の4点を、自信を持って身に付けられていると実感できるまで努力することが大切です。

②数学における基礎

数学における基礎は「公式や定理の成り立ちの理解」「公式の暗記」「公式の一次的な運用」の3点です。

公式や定理の成り立ちは、天才が導いたものなので、自分で発見することは難しいと思うのですが、プロセスを理解することは大切です。もし、公式を忘れてしまったとしても、自分で作り出すこともできなくはないと思います。

その上で、公式を暗記する必要があります。公式の暗記とは、例えば等差数列の一般項を求める公式などの公式や定理を、何も見ないで書けるようにするということです。

公式の一次的な運用とは、等差数列の一般項を求める公式を使って、一般項を求めてみる、ピタゴラスの定理を使って斜辺の長さを求めてみるということです。

難しい問題になると、欲しい答えやその一歩手前の計算式に辿り着くまでにいくつものプロセスを要します。

しかし、基礎ができていれば、「単純な計算に辿り着くまでのプロセス」だけを集中して勉強するだけで難問が解けるようになるでしょう。基礎が出来ていない人は、どこができていなくて自分が問題を解けていないかがわかりづらくなります。

③基礎の身に付け方

では、そんな基礎はどうしたら身に付くのか。私のおすすめは「高速基礎マスター」「数学計算演習」です。

自分のPOSにデータが蓄積されるので、どこができていて、どこができていないかを分野横断的かつ網羅的に把握することができます。

私自身も、数学計算演習に取り組んでから、数学の成績が劇的に向上しました。

しかし、注意が必要です。一度身に付いたと思っても、人間の忘れる能力というものはすごいもので、すぐに忘れてしまいます。継続的に取り組み、忘れてはまた覚えるという作業を繰り返して定着させましょう。