ブログ
2021年 11月 18日 大学に行く意味はこれぞ!
校舎長の三木です。今日も生徒説明会を実施しているので、同じ話ですが。。。
「大学に行く意味」って何でしょうか?東京は6割以上の人が大学に行くのに、その意味をわかっている人はどれだけいるのか。(もちろん、一つだけではないのですがね。)
上位の高校も多い三鷹市では、6割どころかおそらくほとんどの生徒が大学に進学するのではないかと思います。
いわゆる「同調圧力」というやつでしょうか。
特に理由なくても、No.1だから東大目指すぞ、とかそういう感じで、ちょっと勉強しているうちに成績が伸びて、、、とか、中学受験などで勉強が好きになり苦ではない、、、とかいうラッキーな人はそれで受験も乗り切れるかもしれませんね。
しかし、どうもそうにもなれないぞ。学年が上がり、周りの勉強量も上がる中で、自分もより勉強しなきゃならない。
家族や先生に応援されており、しかも自分の将来の話なので頑張らなきゃいけないなと思いつつ、なんか頑張れない。なぜか受験が「他人事」になっている人、いるんではないでしょうか。
頭では分かっている、でもなかなか頑張れない自分を見るにつけ、「自分はダメなやつなんだな。。。欠陥があるんじゃないか」そうやって鬱屈した気持ちを抱えている子も、いるのでは、というかかなりいるのではないでしょうか。
ここでまず確認したいこと、それは「君の人格に問題があるのではない」ということ。
原因は君の人格や脳?にあるのではなく、「情報がない」、もっというと「社会や自分自身についての情報がない」ことに尽きるのです!
キーワードは「実存性」です。私の造語のような感じがしますが、「実存的な進学動機」があるかどうか。これが大きい。
「実存的な進学動機」というのは、「自分の生き方に、大学や進路が強くかかわる、という当事者意識を持てているか」。
自分の将来に向かって脇目も振らずに努力できる人は、「受験も自分事」「社会も自分事」だったりするんですね。
でもそうなれたのはなぜか。たまたま何かのきっかけで、(SDGsとかに出てくるような)社会の問題が「他人事じゃないな」と思えた時があって、あるいは大学の学部で学ぶことが「他人事じゃないな」と思ったからです。
そう思える、「情報」があったからです!
なので、もしいま受験が「他人事」の子だとしても、そういった「社会」や「自分」に関して、情報を増やしていき、ナマの感情が動くようなきっかけを見つけられれば、「受験が」「社会が」「自分が」【他人事】ではなくなるのです。
これは過激な思想、とかではなく笑 ですので、そのきっかけをつくる時間を、一緒に取っていきましょう。
最後に、引き伸ばしましたが、大学に行く意味。それは、複雑な社会問題を、解決する力を、身に着けに行くのです!